季節の養生
 
 
 
このページでは、四季のある日本で、健康で充実した生活を送れるよう、その月に応じた健康情報をアップします。
 
 
 
 
季節の養生1月 
 

何故、冬でも冷やさなければいけないのか?

 

寒い冬、治療の為とはいえ、氷で冷やすのは、本当につらくなります。慣れていても、つける瞬間は身体がかたくなってしまいます。

しかし、自分の症状を管理する上で、実は、冬でも外から熱を取り去る事が大切なのです。

冬になると、外の寒い温度に、体温をうばわれないように、自律神経の働きで、手足の皮ふ、筋肉などの身体の表面に近い毛細血管は、収縮します。(このため、逆に、大きな血管の血液量が増えて、冬は血圧が自然に上がります。)

話は変わりますが、身体の中で発生した熱は、普通、どのように処理されているか、御存知でしょうか?

普段の、汗をかかない程度の運動や、日常の動きでは、呼吸の時にはきだす息で、体外に放出されます。例えば、関節や筋肉のまわりには、ネットワークと呼ばれる、毛細血管の網目状の固まりがあって、酸素を送り届けた後の血液は、その後、二酸化炭素などの老廃物といっしょに、その周辺の熱を静脈にのせて、心臓までもってかえります。これを肺まで送り、呼吸と共に体外に放出します。これが不感蒸泄と呼ばれる熱処理の重要な働きです。犬の場合は、汗をかけないため、走った後、息を荒くしてこの作用を活発におこないます。

この大切な働きを行うために重要な毛細血管の血液の流れが、特に筋肉や関節がある手、足や、身体の表面において、先程述べたように、冬場は極端に悪くなってしまいます。運動選手がケガを防ぐために、冬は、特に充分、準備体操をしなければいけないといわれるのは、このためなのです。

冬でも、夏と同じように体を動かす場合、むしろ夏より熱処理能力が落ちてしまうのです。たとえ寒くても、身体の管理や、健康回復の為には、冬でもがんばって氷冷をしなければいけないということを御理解下さい。