季節の養生
 
 
 
このページでは、四季のある日本で、健康で充実した生活を送れるよう、その月に応じた健康情報をアップします。
 
 
 
 
季節の養生5月 

汗について

 

一生懸命走った後、呼吸が激しくなり、汗が出ます。これは運動によって、からだの中に発生した熱を、身体の外へ放出させるための反応です。

人間は、呼吸するとき、吐き出す息とともに、熱を外に排出し、また尿や便も、体温より高い温度にして、からだの内部に余計な熱がこもることを防ぎますが、最も効率よく、体温の上昇を防ぐには、汗をかくことが一番です。

春から夏の気温の高い時期、からだを動かしたり、作業をしたりしたときに汗をかくのは、からだの自然な反応であり、からだの中に熱がこもり、これによって発生する色々な病気や問題を防ぐための、最も有効で、必要な手段です。                        

特に最近の子供たちの中には、生まれたときからクーラーの中で育っているために、汗腺が充分に発達していない子も多く、汗を上手くかけないために、温度の急激な変化に適応できないで、簡単に熱中症などを起こしてしまうようです。赤ちゃんの頃から、健康に悪影響を与えない程度の暑さ・寒さを体感させたり、積極的に野外で運動させることによって、しっかり汗腺を発達させておくことは、身体の様々な調節に重要な、自律神経の発達にもつながり、将来の健康に大きな影響を与えることになります。そしてこのことは、親としての大切な責任です。

近頃、マスコミの影響などで、健康に対する意識が向上し、運動される方が増えてきましたが、汗をかくことに関してはまだまだ抵抗があるようです。

汗は、できるだけ自然に、しっかりとかくようにして、からだの中の余分なものは、外へ出すようにしましょう。また、精神的にも汗をかいたあとの爽快感は、運動を続けていくためのバネにもなります。汗をかいたときは、シャワーを浴びたり、下着を着替えたりして、うまく管理することによって、汗をかくことも、結構楽しくなるものです。