季節の養生
 
 
 
このページでは、四季のある日本で、健康で充実した生活を送れるよう、その月に応じた健康情報をアップします。
 
 
 
 
季節の養生3月 
 

「木の芽どき」の過ごし方

 

冬の間、冬眠やそれに近い、動きの少ない生活をしてきた動物たちは、春が近づくにつれて、温かくなってくる外気温に合わせるように体毛が生え変わり、食べるものを求めて動き回ったり、繁殖のためのパートナーを探したりと、活動的に動き始めます。これには、外界の環境変化に対応した、自律神経の変化が大きな役目を果たします。

人間も、進化したとはいえ、同じ動物ですから、やはりこの時期、環境に合わせ、冬用の自律神経から、夏用の自律神経への転換が、おこります。

簡単にいうと、冬は活動を控えて、エネルギーを蓄えるような体勢をつくり、春から夏にかけては、エネルギーを放出し、旺盛な生命活動を行うように、転換されるのです。

しかし、このような身体の大きな変化が起きる時期に、自律神経が上手く対応できなかった場合、体調をくずしたり、めまいや胃腸障害、手足のシビレなど、様々な不安定な症状を起こしてしまうことになります。また、同じようにこの時期の、活動エネルギーの転換がスムーズにいかない場合、この活発なエネルギーは行き場を失い、体の内側に蓄積され、弱い部分から、火山のように噴き出すことがあります。

具体的には、ぎっくり腰や、寝違い、急激な関節炎や腫れを伴うなど、急性の症状が発生しやすくなる、潜在的な原因を作ります。また、この自律神経の転換は、精神的な面にも多くの変化を与えます。いわゆる五月病や、季節の変わり時期のうつ状態なども、これが影響を与えるといわれています。

春からは、無理をしない程度に、散歩や適度な運動、趣味などで体をできるだけ動かすように、心がけてください。

これからの季節の変化による問題は、季節が落ち着くことによって、症状も落ち着くことが多くあります。過剰に怖がったり、慌てたりして自分を見失わないようにしてください。